レイジングループ レビュー 分かりやすい面白さがある珍しいADV
皆さんこんにちわ。
ゲームの記事って書けること限られてるよなぁと思いつつ書くネタには今のところ困ってないのは嬉しい限りです。
さて今回はタイトル通り「レイジングループ」という作品についてレビューしていきたいと思います。
発売ハードは最初はスマホアプリから始まり、PC、PSvita、switch、更にはPS4にてパッケージ版が発売されました。
わざわざパッケージ版のことを書いてあるのですが、PS4以外はパッケージ版が出ていません。
つまりダウンロード専売だった作品です。
発売メーカーはケムコ。
タイピングミスを疑われる可能性があるので先に明言しておきますが、ナムコではないです。
ケムコ、です。
正直自分も知らなかったメーカーなのですが主にADVやRPGのアプリなどを開発しているメーカーのようです。
簡単に言うとそんなに大きな会社ではないということですね。
ですが、そんなメーカーがパッケージ版を作るほどに話題になった作品「レイジングループ」とはどういった作品なのか、どういった魅力があるのか、プレイした感想を書いていきたいと思います。
それでは行ってみましょう。
まず今作の大まかなあらすじは
山奥の集落に迷い込んだ主人公がその村に伝わる伝承である殺人儀式に巻き込まれるんですが、「死に戻り」という現象が起きてしまいそれを駆使して事態の解決に挑むといいう内容になってます。
劇中の大半をしめる伝承なんですが、これが分かりやすい。
簡単に言うとかそんなレベルではなくまんま「人狼ゲーム」です。
ただし劇中で起きてるのはゲームではなく、本当に吊りますし、本当に食べられます。
上に書いてある通りもしゲームに負けても「死に戻り」が発動しますが、そもそも「死に戻り」がなぜ起きているのかも疑問点なのでそこの解決も主人公の目的の一つとなってます。
おおまかに説明したところで今作の魅力を書いていきたいと思います。
・序盤から面白い
・面白さが分かりやすい
・続きが気になる話作り
この三つです。
まず一つ目
序盤から面白い点ですね。
レイジングループはジャンルで言うならばADVです。
小説感覚で文章を読み進めていく作品です。
私は日本製の文章読むだけのADV結構好きなんですけどそういった作品の特徴なんですけど、大体序盤つまらないんですよね。
おはなしの流れだったり、世界観や設定、キャラクターの性格や関係、などといった情報が一気に出てくるのでここの説明がないとその後の展開が面白くないのですが、如何せん読むだけなので面白さは正直少ないと思ってます。
普通のアクションゲームならこの段階で面白いのですが、ADVではそうはいきません。
ですがこのレイジングループは序盤からかなり面白いようになってました。
それは「人狼ゲーム」の存在です。
「人狼ゲーム」や「ワードウルフ」などのゲームをやったことがある人は結構多いと思います。
主人公は巻き込まれた形で参加するのですが、人狼を知っていると「あるある」な展開が頻繁に起きます。
逆に人狼ではセオリーなんですけど「命」が掛かってるからセオリーどおりの選択が取れないというおいしい展開もあります。
当たり前ではあるのですが、序盤で主人公はこの地獄に挑むので、面白い展開がかなり速い段階で見ることが出来ます。
ADV一番の難関をあっさり突破出来てしまうのですよね。
これって本当に凄いことで、コメディならまだしもシリアスな作品で序盤から面白い作品を書けるのは本当に凄いと思います。
続けて二つ目
面白さが分かりやすい
この作品は「人狼ゲーム」元にしている為「人狼ゲーム」を知っている人には面白さが非常に分かりやすいんですよね。
村での語り継がれる恐ろしい儀式が人狼。
もし仮に失敗してゲームに負けてしまっても「戻る」ことが出来る。
人狼が分かる人は面白さが非常に分かりやすく鮮明にイメージ出来ます。
自分も購入を決意したのはそういうイメージがついたからです。
面白いゲームは色んな人にプレイしてほしい。
これは至極普通なことで実際自分も色んな人にこの作品を勧めました。
それは分かりやすい面白さとそれに負けない作品としての魅力があったからだと思います。
実際に勧められた人はプレイしてくれた人がかなり多かったです。
更に三つ目
話の続きが気になる
想像したら単純な話なんですけど、一回の人狼ゲームで一本のお話を書くのはかなり難しいというか、かなり短い内容になってしまいます。
つまりどういうことかと言うと「死に戻り」ですね。
二回戦があるんですよ。
人狼やってる時にありますよね。
「あの時もっと発言しとけばよかったなぁ」とか「COするタイミング間違えたな」とかよくある人狼の失敗だと思います。
ゲームに負けても「戻れる」のでもう一度その行動を「選択肢」として選べるのです。
人狼とADVを上手く織り交ぜた素晴らしい作品作りですよね。
また人狼において大事な要素の一つ「役職」ですね。
この作品にも非常においしく描写されてますので、是非プレイしていただければ幸いです。
この作品はフローチャートというものを採用しています。
簡単に言うとシナリオマップみたいなものですね。
もっかい遊ぶときに非常にやりやすかったり、クリア後の特典がかなり手厚かったり、細かいところまで面白くしようとしています。
こういった要素がネットで話題になり、ヒットに繋がった訳です。
自分も正直どこで名前を見たのか全く覚えていません。
「ただ面白そうだったから」ホントこれだけの理由で公式サイトをチェックして、ゲームを買いました。
我ながら本当によくやったと思います。
いい「選択肢」を選んだ感じですね。
少しでも気になった方は購入してみてください。
それではまたどこかで会いましょう。
さようなら。
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