ADV紹介 分かり易く面白いデスゲーム「シークレットゲーム」 感想のようなもの
皆さんこんにちわ。
ゲームってのはハマってしまうと楽しいもので恐ろしいものでその深みから抜け出せなくなります。
マジで四六時中ゲームのことしか考えられなくなります。
ある意味においてのドラッグみたいなもので、人によっては酒だったり、スポーツだったり、ありていな表現をする人はそれを「趣味」と呼びます。
無駄話はこれくらいにしておいて本題に入りましょう。
余談ではありますがブログという書き物をしているとその時にプレイしているADVの文体が知らず知らずのうちに伝染しています。
さて私が今回紹介する作品は
シークレットゲーム
もともとはキラークイーンというタイトルで発売されていた同人ゲームでした。
商業化に伴い大幅な加筆とルート追加、設定の変更を伴い「シークレットゲーム」へと生まれ変わりました。
私がプレイしたのはシークレットゲームのみ。
スイッチでしょっちゅうセールで半額とかになっています。
買い求めやすいのは魅力ですね。
この作品の特徴は「デスゲーム物」という点です。
他のADVで言うと「FATE」だったり、特撮だと「仮面ライダー龍騎」映画だと「バトルロワイヤル」ジャンルとして確立しているものですね。
あらすじ
見知らぬ閉鎖空間、閉じこめられた13人の男女、手元にはPDA、首元には首輪、トランプを模したPDAには犯人からの指令。
「いまからゲームを開始します。各自自分の勝利を確認し、ゲームに参加してください。」
13人は生き残るため、この狂気のゲームに参加するのだった・・・。
う~ん、シンプル!
王道も王道なのが逆にいいんですよね。
また登場人物も年齢性別がバラバラ(一作目)なので「殺し合いの為に無作為に集められた人物」なのが強調されていてとてもいいですね。
こういうデスゲームもので大事なのがゲームのルールだと思うのですが、他の作品と比較してもこのゲームはかなり作りこまれていると思ってます。
このゲームをプレイする基準の一つだと思っているのが
(ルールを読んで面白そうだと思ったのならば買い)
これが一番分かり易い購入基準です。
以下ルール
① 参加者には首輪が付いている。
それぞれ配布されたPDAに解除の条件が記されておりそれを達成した状態でコネクタに差し込めば首輪が解除される。
ただし、条件を未達成の状態で差し込むと15秒の警告の後、着用者を殺害する。
② 参加者には1~9のルールが4つずつ教えられる。
1,2のルールと残りがランダムで二つ。
およそ5,6人でルール確認をすれば全てのルールが分かるようになっている。
③ PDAは全部で13台存在する。
参加者に一つずつ配布される。
それぞれ解除条件は違う。
番号として1~Kのトランプの数字が割り振られている。
首輪を解除するのは最初に自分が手にした番号のものでなけらばならない。
④ 13台とは別にジョーカーのPDAが存在する。
参加者に一台ランダムで配布される。
ジョーカーの能力は他の13台のPDAカード全てに偽装出来る能力を持っている。
一時間に一度変更可能。
首輪の解除条件にこのジョーカーのPDAは対象外となっている。
⑤ 進入禁止エリアが存在する。
禁止エリアに一定時間滞在するとシステムによって殺される。
初期は野外のみ、時間とともにエリアが拡大していく。
最終的にはエリアが全て進入禁止エリアになる。
⑥ 開始から73時間が経過した段階で生存している全ての人間を勝利者とする。
生き残った者には20億円を山分けする。
⑦ 戦闘禁止エリアが存在する。
そこで戦闘行為を行った物はシステムが作動し殺害される。
⑧ 開始から6時間以内は全域を戦闘禁止エリアとする。
違反者は殺害される。
なお正当防衛は除外とする。
⑨ カードは全てで13通り。
A・・・QのPDA所有者の殺害、手段は問わない。
2・・・ジョーカーのPDAの破壊。このPDA所有者のみ半径1m以内でジョーカーの偽装は無効化される。
3・・・三名以上の殺害、首輪の作動は含まない。
4・・・自分以外の首輪を3つ獲得。奪い取っても、解除された物でも構わない。
5・・・館全域の24か所のチェックポイントを通過する。PDA内の地図にポイントが記される。
6・・・ジョーカーの偽装効果を5回以上使用する。自分で使う必要はない、近くで行う必要もない。
7・・・開始から6時間経過後に全員と遭遇すること、死亡者は例外。
8・・・自分のPDAの半径5m以内でPDAを五個破壊する。6個以上破壊した場合は首輪が作動する。
9・・・自分以外の全参加者の死亡、手段は問わない。
10・・・首輪が5個作動すること。二日と2時間以内に。
J・・・開始から24時間以上行動を共にした人間が二日と23時間以内で生存していること。
Q・・・二日と23時間の生存
K・・・PDAを5台回収すること、手段は問わない。
ジョーカー・・・1~KのPDAに偽装出来る、一度偽装効果を使うと次に使用出来るのは一時間後、何度でも使用可能。
以上。
たまらんね、
久しぶりにルールをもう一度確認しましたけどやっぱりいいですね。
こういうゲームによくある「勝ったご褒美」が賞金というシンプルなのもいい。
「その程度」で人を簡単に殺せるキャラクターがいることもいいですし、「自分が生き残るのに必要なこと」だけど人を殺せないキャラクターがいることも含めて素晴らしい。
クリア条件もまた絶妙ですよね。
ルールさえ分かれば勝利条件を偽ることも可能なので疑心暗鬼になります。
「あいつはJだと言ったけど本当なのか??」
「PDAで確認を取ったけどあのPDAはジョーカーじゃないのか?」
「たとえあのPDAがジョーカーだとしても果たして本当の所有者だったのか??」
また首輪の回収、PDAの破壊のクリア条件は
「誰も殺さずにクリア可能」なんですけど「殺した方が簡単」なのも疑心暗鬼の殺人ゲームの中では面白い存在ですよね。
一歩間違えてしまえば殺人を犯してしまう可能性がある緊張感。
一線超えてしまえば後は流れるように。
また9の勝利条件・・・全員の死亡と言う分かり易いキラーマシーンがいるのもいいですよね。
誰かの解除を待つなんて悠長なことをやってる場合ではないから、じゃあどうしましょう、やっちゃいましょうになる可能性もあります。
これだけ疑心暗鬼になる条件が揃っていますがJ,Qは誰かと協力しないとクリアは難しい、だけど誰を信じればいい?
特にQはAの条件・・・Qの殺害があるので自分の数字を教えるのは難しい。
だけども嘘をつけばそれがバレた時にどうなる??
そしてルールの特性上一度は何人かで徒党を組み「ルール確認」をしなければならない。
ルールを知ればおのずと気になるのは「相手がなんのカードを持っているのか」
「自分のクリア条件の対象がいるのか」
このルール確認は非常に面白いですよね、一度協力を強いるのですから。
そこから疑心暗鬼に繋げていくのがこの作品の面白さだと思っています。
全員クリアはあり得ないんですが、誰かと組まないと難しい。
読めば読むほど面白い。
クリア条件が密接に絡んでいるのが分かります。
このルールを読んでわくわくした人は是非買って見てください。
PSP版や原作のPC版、最近だとスイッチ版がセールなんかもいっぱいやって値段も安いです。
最近セールで見た時は800円でした。
ファミレスのランチ感覚でデスゲームを楽しんでみませんか??
今回は以上です。
続編の「リベリオンズ」の方はまだ未プレイなので分からないのですけれどいつかはプレイしてみたいと思っています。
もちろん不満点もありますけど面白かった作品です。
このルールを代用して何かテーブルゲームでも作ったら面白いかもしれませんね。
自分には作り出す力はないのでですが。
感想などがあればコメントお願いします。
それではどこかでお会いしましょう。
さようなら。