tomtomfutureのブログ

ゲーム好きな男が普段の生活やらゲームやら野球やら、あーだこーだしたことを書いていきます。最近はウマ娘に傾倒してます。

ヘビーレイン 感想レビュー 心抉られる話

どうもこんにちわ。

今回ご紹介するゲームは「ヘビーレイン」というPS3で発売されたアドベンチャーゲーム

このゲームと出会ったのはもうだいぶ前のことで高校生のときですね。

当時よく行っていたゲームショップの店長さんに「オススメのゲームないですか??」って聞いたんですよ。

 

その時に教えてもらったのがこのゲームでした。

その時のゲームの説明は今でも覚えていて特にある部分がめちゃくちゃ強烈な印象を持っていました。

そのことについては後で書きたいと思います。

当時の私は正直「このゲームをプレイするのはたぶん早い」となんとなく思っていました。

そんなこんなで時間が過ぎ、ゲーム一世代先に進んでいました。

 

そこで私はフリープレイのゲームですが「デトロイト」というアドベンチャーゲーム最高峰の作品に触れました。

デトロイト関しましては記事をご覧ください。

 

 

tomtomfuture.hatenablog.com

 

同じゲーム会社が作った作品。

幸福なことにフリープレイにて配信。

もう自分も成人済み。

 

やる条件は揃っていました。

 

この作品ヘビーレインはどういう物語なのか。

簡単に言うならば「どこまで命かけられますか?」「その命どれだけ大事ですか?」

という話です。

デトロイトと同じく複数主人公による群像劇。

ですがデトロイトと違って主人公の一人であるイーサンがメインだと思います。

 

折り紙殺人鬼という子供を誘拐して溺死させる殺人鬼。

イーサンは息子ひとり自分の不注意で事故で失ってます。

残されたもう一人の息子「ショーン」が誘拐され、折り紙殺人鬼から脅迫されます。

「息子の為にどれだけ命を賭けられますか??」

 

シンプルだけど残酷な話です。

非常に分かりやすく非常に心にくる。

5つの試練はどれも凶悪ですが、やはり一番きつかったのは

第4の試練ですね。

ネタバレ注意でございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

第4の試練は「5分以内に一本指を切り落とせ」というものです。

この後の最後の試練は「一人、人を○せ」というものでした。

正直そちらも辛いのですが、あくまで他人なんですよね。

物語だからというのもありますが、人の命を奪う感覚よりも

自分指を一本切る感覚の方が分かりやすく、そして辛いんですよね。

 

最初に書きましたが自分がこのゲームに始めて出会ったのはゲームショップの店長からオススメされたからです。

そのときに店長が言ったのは「子供が誘拐されて脅迫される、自分の指を切り落とせとかね」そう言ってました。

分かりやすく、辛い。

 

このゲームはアドベンチャーゲームだ。

ゲーム性なんてものは選択肢しかない。

無論自分の指を切り落とす選択肢も自分が選ぶしかない。

本当に心に深く刻まれるゲームだと思います。

切り落とすだけでもきついんですが、その後火で炙った鉄棒を切った断面に押し付けるシーンはもう見てられなかったですね。

熱消毒というのは分かりますが、そんなのあくまで知識でしかない。

実体験なんて出来ないが追体験させてくれるのがゲームの魅力。

だからこそこのシーンが一番胸にきたし、一番辛かった。

 

 

本当に心に残るゲームです。

ただまぁ不満も沢山あります。

感想なのですからそれも書かなければなりません。

 

まずシナリオは伏線回収が出来てない部分が多い。

想像で補えるものもありますがそうじゃない部分もたくさんあります。

ストーリーが大事なアドベンチャーゲームとしては大きなマイナスです。

 

先にデトロイトをやってしまった弊害ですが、シンプルに選択肢が見にくい。

遊戯王のエクシーズ素材みたいな動きしてます。

本当に見にくい。

シリアスな場面では選択肢が更に揺れる。

しかもキャラクターグラフィックの後ろに選択肢が回りこんだらもう見えない。

時間制限がある選択肢だと普通に間違える。

演出なのでしょうが、UIとしては最悪でしたね。

 

本当にこのUIに関してはデトロイトで進化しててよかった部分です。

まだ会社初期の作品にありがちな荒削りという感じが色濃く出てます。

荒削りな分シナリオのメンタル破壊力も強かったですがね。

 

粗は確かに多いです。不満もかなり多いです。

が、間違いなくインパクトはあるゲームです。

是非PS4版でも遊んでみてくさい。

 

 

私にこのゲームを教えてくれたゲームショップに5年ぶりぐらいに足を運んでみました。

もうなくなってました。

向こうはもう僕のことを覚えているかは分かりません。

ヘビーレインのこともそんなに覚えてないかもしれません。

僕にヘビーレインをオススメしたことなんかほぼ間違いなく覚えてないでしょう。

でも、このゲームをやったキッカケの一つは間違いなくあの店長です。

間違いなく見てないとは思いますが、店長ありがとうございます。

 

 

今回は以上です。

またどこかでお会いしましょう。