tomtomfutureのブログ

ゲーム好きな男が普段の生活やらゲームやら野球やら、あーだこーだしたことを書いていきます。最近はウマ娘に傾倒してます。

ウマ娘 今だからこそアニメ二期の感想!  前編!!

結論 見なさい。

 

 

 

~完~

 

 

 

 

 

そういうことではない。

がっつりウマ娘に嵌っているヒト息子です。

 

まるで素振りを見せなかった息子がいきなり競馬の動画ばかり見ていると知った時の母親の心境やいかに???

 

 

今回は「ウマ娘 プリティーダービー season2」の感想を書こうと思います。

 

 

一番頭に書いてありますが、まず見ることをお勧めします。

クオリティはものすごく高い作品です。

 

 

 

tomtomfuture.hatenablog.com

 

これが前に書いたアニメ一期の時の感想です。

 

読んでいただけたら分かりますが一期はかなり窮屈に作られた作品だったと私は感じました。

「つまらない」という訳ではなく、「色々大変だったんだろうな・・・」と感じるシーンが多かった作品でした。

 

 

 

ですが、この二期に関して言うのならば完璧だったと思います。

一期で自分が感じた窮屈さが0になっている作品です。

 

 

一期の続きなので世界観や設定の説明を大幅に減らせること。

アプリの開発のゴールが見えたからなのか、リギルメンバー(人気面子)の出番を大幅にカットし、新規メンバー(脚本的に必要な面子)の出番を大幅に増やしていること。

ウイニングライブの描写と使い方。

絵柄の方向性を変えたことや、3Dモデルの使用により作画クオリティの向上。

 

 

問題点を全て潰せば見違えるほどクオリティは上がる。

単純なことではありますが、簡単ではありません。

 

 

前作は「やらなければいけないことを必死にやった作品」

今作は「やりたいことも一緒に必死にやった作品」

 

自分にはそういう風に感じました。

 

 

 

まずは見ることをお勧めします。

ここからはネタバレを含みます。

 

元々は90年代の実際の競馬のレースを元にしているので、ネタバレと言われると微妙かもしれませんが、ウマ娘ウマ娘ですので一応ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一話

 

”皇帝”シンボリルドルフに憧れる少女、トウカイテイオーが主人公。

前作の面白い声の娘ではなく主人公になっています。

逆に前作主人公のスぺちゃんが面白い女になってますが・・・

 

しれっとキタサンブラックサトノダイヤモンドを出したり、いろんなウマ娘が登場していますね。

所謂ファンサービスも忘れない。

流石アイドル。

 

しれっと初登場のキャラも多く登場してるのも面白いです。

特にツインターボはね。

 

 舞台は91年の日本ダービー

テイオーはルドルフの偉業「無敗の三冠」を達成する為に出走します。

 

一番速い者が勝つ「皐月賞

一番運がいい者が勝つ「日本ダービー

一番強い者が勝つ「菊花賞

 

テイオーは実力、才能、努力全てが揃った存在です。

日本ダービーにおいてもそれは変わらず、自信もある。

 

結果はテイオーの勝利!!

ルドルフにならって二冠のピースサインを観客に見せつけるのもいいですよね。

 

 

からの展開がスゴイ、天才はいる。

この回はOPが流れず、EDのみです。

 

テイオー勝利で幕を閉じた日本ダービー

勝者にのみ許された特権「ウイニングライブ」

正直謎な存在とか、円盤の為とか言われてるのもだろうなぁとしか思ってなかったんです。

 

 

ただこの回のEDが全てを薙ぎ払った。

使用曲が「winning the soul」なのも最高だった。

アプリの三冠もこの曲なので聞いたことがあるユーザーも多かったのではないだろうか。

 

アイドルとして歌と踊りをファンに披露するテイオー。

足のケガを隠しながら。

 

テイオーの異変にすぐ気づくのがトレーナーとルドルフなのが本当にいい。

トレーナーとルドルフの表情がね、辛いのが伝わるのがまたいい。

 

上がったライブの幕は終わりまでは閉じません。

最後まで歌いきる必要があります。

二人には何も出来ません。

 

ただ、ステージの上の彼女を見守ることだけ。

最後にスクリーンにテイオーの笑顔が映し出され・・・

 

トウカイテイオー

 

スタッフクレジットのみが流れていく。

声は聞こえるのが、姿は見えない。

 

テイオーがどんな顔で、どんな踊りをしているのか分かりません。

 

必死に笑顔で歌ってるのか、あるいは・・・

そういう想像が出来てしまう。

 

「無敗の二冠」は手に入れた。

でもこの後は・・・?

一体どうなる??

 

 

それらを全て一つに纏めた完璧なサブタイトル。

それこそがトウカイテイオーなんだと。

これはトウカイテイオーの物語なんだと。

 

 

完璧な導入、完璧な演出。

斜に構えていた自分は一気にウマ娘の世界に引き込まれた。

ウイニングライブが必要ない???

バカを言うんじゃない。

この一話が答えなのでしょう。

 

二話

 そして不安は現実になる。

テイオー「エエエェー!!!!」

 

反応が軽くてすっごい助かるw

 

テイオーは足を骨折。

全治には時間がかかる。

無敗の三冠の最後の一冠。

菊花賞」には現実的には間に合わないかもしれない。

 

それでも諦めきらないテイオーとトレーナー。

こういう美少女がいっぱい出てくるアニメやゲームではあまり描かれない男性の努力が描かれているのが好きです。

 

 

しれっとネイチャの菊花賞への挑戦とその過程が描かれているんですよね。

こういう細かい描写が非常に多いのがこの作品の魅力を引き上げていますね。

シリアス一辺倒ではなくギャグや伏線を上手く使って、無駄をなくして展開をしているのはスゴイです。

 

 

周りのフォローや応援、本人の努力。

様々な熱意があったが結果は、テイオーは怪我を完治させることが出来ず

菊花賞への出走は叶わなかった。

 

ドクターストップを受け入れるテイオーとそれでもまだ何か出来ると言うトレーナーは本当に魅力的でしたね。

 

史実通りのテイオーの菊花賞不参加。

違う部分があるとすればテイオーが菊花賞のレース場に足を運んでいること。

ウマ娘ならではですよね。

 

 

自分が走れた、勝ったかもしれない、走れたならば勝てたと自信を持って言える舞台で自分はただ見ているだけなのは本当に辛い。

それを見守るルドルフはもっと辛い。

 

 

ここのルドルフとグラスのやり取りくっそ好きなんですよね。

「テイオーは強い子だからきっと乗り越えられる」とは言ってるけど、本当は掛ける言葉が見つからなくて、必死に強がってるルドルフが本当に魅力的でした。

挫折の経験がほとんどないからこそのルドルフの苦悩ですね。

 

 

 

「主役」不在の菊花賞は幕を開ける。

が、誰も「主役」に負けることは考えてなくて、「主役」に勝って自分が「主役」になるんだと走ってる。

 

本当に一つ一つの描写が本当に丁寧で、本当によく出来ている。

 

 

テイオーが出ていれば、そんな言葉をかき消すぐらい出走選手は輝いていた。

 

 

テイオーは無敗の三冠という目標は達成出来なかった。

でもまだ「無敗」が残っている。

まだ自分は負けていない。

まだまだテイオーの物語は始まったばかり。

 

 

三話

 三冠馬への夢は潰えた。

しかしまだテイオーには無敗がある。

 

怪我を治し、再びトレーニングを積み始めるテイオー。

テイオーはチームメイトであり「最強」の称号を持つメジロマックイーンとの対決を心待ちにする。

 

マックイーンも同じくテイオーを「ライバル」として直接対決を楽しみする。

お互いにもちろん負けるつもりはない。

 

実際の二人だと殆ど同じレースを走ってないんですよね。

その二人をライバルとして、アニメの主役として採用したのはよほどこの展開に自信があったのだと思います。

 

そもそも同期じゃないことが以外でしたしね。

 

この話ではその違和感を無くす為に二人の関係や、最初の出会い、何故お互いをライバルとして意識したのかを描いている。

 

しっかり丁寧に描写と話を展開する。

この作品の大きな特徴であり大きな魅力です。

 

決戦の戦いは「天皇賞・春

 

その前哨戦に挑むマックイーン。

この辺は正直まぁ勝てるだろうと思っていたので、予定通りというか話の展開的に負ける訳にはいかない。

 

 

そしてテイオーは・・・

 

四話

怪我からの復帰戦「大阪杯

URA公式から頂いた新しい「不死鳥」モチーフの勝負服を身に着け久しぶりのターフに舞い降りたトウカイテイオー

 

「無敗」の余裕、そして自信。

 

結果は圧勝。

負ける訳にはいかないもんね。

 

ライバルはその先にいる。

 

 

そして飯しか食ってねえ前作主人公!!!!

更に新キャラミホノブルボン

 

いやぁ、ブルボンのデザインはヤバいわね。

ゲーム遊んでても思ったけど、アニメはそれ以上にヤバいわ。

 

この後の話に必要なメンバーが続々出てきますね。

メジロパーマーダイタクヘリオスの「爆逃げコンビ」(おバカコンビ)

個人的にこの二人は非常に魅力的な立ち位置、というかいい意味でいつも通り。

いい意味でまっすぐなんですよね。

最初から自分のやるべきことをしっかり理解しているのがいいですね。

ブレないことは強さですから。

 

この作品においてのこのコンビの登場させた意味はかなり大きかった。

今後の展開を考えるとそこ抜けに明るいのは本当に助かるのよ。

いやマジで。

 

あと各所で言われてるけど、ブルボンのトレーナー本当にカタギの方なのか??

??「なんだと?」

 

 

お互いをライバルとして認識しているからこそ必死の練習を続ける二人。

完全別行動なのも勝負に打ち込む為なのが出てていいですね。

 

そしてしれっと出てくる「黒い刺客」。

 

そして強さを見せつける「サイボーグ」

本当に圧倒的な強さ。

 

 

のちに必要になる為の描写です。

無駄なことなどこのアニメにはありません。

本当に全て。

 

 

 

五話

 

ついにやってきた「天地対決」

最強の王者「メジロマックイーン

無敗の帝王「トウカイテイオー

 

お互いをライバルと認める二人の直接対決。

同じチームに所属する二人が対決するのは実際だと殆どないことでしょう。

 

「無敗」か「連覇」か。

 

結果は、正直だった。

 

当たり前なんですけど、勝者がいれば敗者がいる。

本当に当たり前のことなんですけど、それが本当に辛い。

勝ったのは連覇を目指した王者「メジロマックイーン

 

下手に改編せずテイオーの結果を五着(マックイーン以外にも負けてる)にしたのは本当に素晴らしい。

他の子達を下げないのはいい塩梅だと思いました。

 

 

連覇を手に入れたマックイーンと無敗を失ったテイオー。

あまりにも差がありすぎる残酷な描写。

 

それでも「泣かない」のは本当に強い、本当に辛い。

だからこそテイオーなのかもしれない。

 

勝利の抱擁を交わした時一瞬だけ涙を流すのが堪えきれなかった分なのがいいですね。

決して悔しくない訳ではない。

 

三冠も無敗も失ったテイオーはこれからどうなるのか。

丁寧に一本ずつ骨を折っていくような感覚。

この心を折る展開は本当に堪えますね。

少しずつ削っていくのが本当に辛い。

 

更に追い打ちをかけるように・・・

六話

 

ここでもう一回骨が折れる。

やめておくれ

いやもう辛いって。

負けた上に怪我はヤバいって。

 

片方だけでも辛いのに両方での波状攻撃はえげつないのよ。

いやマジで。

元気だったテイオーが曇っていくのは見ててきついのよ。

 

走る目標を失い、怪我で走ることも出来ないテイオー。

いやぁきっつい。

 

 

ほんでしれっとマックイーンも怪我。

しかも結構時間のかかる大けが。

こっちは全然諦める気がない。

とっとと怪我を治してまた走るつもり。

 

テイオーが躓いている間にパーマーの大逃げ勝利や、ブルボンの二冠を描写しているのもいいですよね。

時代は少しずつ進んでいるのでテイオーだけ取り残されているような感覚になるのが本当に辛い。

 

取り残されているテイオー。

いつの間にかダービーから菊花賞までの期間が大幅に吹っ飛んでいました。

ここかなり時系列ぶっ飛ばしてるんですよね。

 

ウマ娘やってたらなんとなく分かるかもしれません。

ここの菊花賞ミホノブルボンの「無敗の三冠」が掛かったレース。

 

結果はライスシャワーに差し切られて敗北。

ここの対比と言うか、テイオーとブルボンの「無敗の二冠」同士を上手く結びつけて、説明ではなく描写で表しているのは上手いですよね。

 

 

誰もが皆テイオーの「無敗の三冠」に憧れてだからこそブルボンの「無敗の三冠」に夢を見た。

しかし、現実は何も上手くいきません。

 

テイオーは怪我で菊花賞回避、ブルボンは挑戦出来たものの敗北。

そして勝者も・・・

 

更に飛ばして有馬記念

11着の大惨敗。

 

世代のエースでヒーローだった姿はもうどこにもない。

ああもう辛いわね。

それでも「悔しい」って感情があることを再確認して、まだ戦えることを再認識するテイオー。

 

希望ですね。

 

 

まぁ骨折またするんですけどね。

 

 

 

鬼のような展開ですわね。

おもわず笑ってしまいますわ。

 

ただここで終わらせないのがウマ娘

 

 

今回はここで終わり!!

理由は簡単

 

長すぎた!!!

我ながらよくこれ書こうと思ったな本当に。

いやマジで長い。

本当に長いw

 

なので後編はまたのお楽しみにー

それでは、ばい