tomtomfutureのブログ

ゲーム好きな男が普段の生活やらゲームやら野球やら、あーだこーだしたことを書いていきます。最近はウマ娘に傾倒してます。

ウマ娘 今こそアニメ一期の感想!

結論 やりたいこととやらなければならないことは別だとあらためて思いました。

 

 

皆さんこんにちわ。

今日はタイトル通り

 

ウマ娘 プリティーダービー」

それのアニメ一期の感想を書いていきたいと思います!

 

 

ウマ娘ブームに物の見事に飲み込まれた筆者。

 

ゲームはもちろん面白い。

 

ならばアニメも見なくては。

 

 

 

ということでAmazon primeを利用して全話視聴しました。

OVA「BNWの誓い」だけは収録されてなかったので視聴していません。

 

ネタバレはありで書いていきますのでご容赦ください。

それでは早速

 

 

 

 

 

 

 

 

全体としての評価としては「100点満点ならば、75点」ぐらいの作品。

少なくともアニメ一期をしっかり見て面白いとは思うかもしれないが、のめりこむほどの力は個人的にはないように感じました。

 

 

そもそもこのアニメは色々とやるべきことが多い作品だったと思います。

 

① 世界観や設定の説明

 

作品に触れる前から存在自体は認知していましたが「どういう作品なのか」は全く知りませんでした。

今でこそアプリのユーザーの影響で知ってる人は増えていますが、このアニメ放送時はもちろん知らないでしょうし、このアニメから触れる方も大勢いたでしょう。

 

なので大まかな設定や世界観の解説、どういう魅力なのかをある程度分かり易く描写しなければならず、それに多少の時間割かなければいけなかったのです。

 

 

全ての人が競馬を知っている訳ではありませんし、また競馬を知っていてもウマ娘オリジナルの展開や設定もありますのでその辺の描写が必要でした。

ウイニングライブなんかはその最たる例ですね。

 

 

本当ならば本筋を描写をしたかったと思いますが、この辺の説明に尺を取られていたようにも感じました。

必要なことなので仕方がなかった部分もあると思います。

 

 

② 登場キャラクターのごちゃごちゃ感

 

これはウマ娘というコンテンツ上の話で競走馬を擬人化した作品なので、見る可能性がある人物は

・アニメがめちゃくちゃ好き

・かわいい女の子が出る作品が好き

競馬ファンの中でも拒否反応が出なかった人

 

このような人たちだと思います。

大人気になっている今とは違い、この作品がユーザーに刺さるのか、どういう反応が返ってくるか分からなかった状態です。

なので少しでも見てくれる人口を増やす為に色々と手を尽くしたかったのでしょう。

 

その結果が「歴代名馬大集合」です。

 

主人公「スピカ」チームに

スペシャルウィーク

サイレンススズカ

トウカイテイオー

メジロマックイーン

ウオッカ

ダイワスカーレット

ゴールドシップ

 

 

冷静に考えたらえげつないメンバーです。

 

ライバルチーム「リギル」

 

マルゼンスキー

シンボリルドルフ

テイエムオペラオー

・ダイキシャトル

ナリタブライアン

・エアグルーブ

フジキセキ

ヒシアマゾン

グラスワンダー

エルコンドルパサー

 

 

集めればいいってもんじゃないんだよ!!

 

ひたすらにオールスターを極力出したかった関係で、スピカとリギルにとんでもないメンバーが集合してしまった。

キャラクターとして動かしやすかったのかテイオーやマックイーン達はスピカ。

ゴルシたちを入れたのは正解かもしれないが、結果的にこの判断はあとあと大変なことになってしまった。

 

 

競馬ファンに人気のある名馬を出して認知度を上げようとしたのは正解だったが、結果的に動かしにくくなってしまい、更に出番がやたら少ないことになってしまった。

 

 

そもそも話の展開としてはメインは「スペシャルウィーク」「サイレンススズカ」です。

なのでこの二人の世代の馬しか活躍の機会はありません。

グラス、エルコン辺りは活躍の機会はたくさんありましたが、他のウマ娘たちは賑やかし担当になってしまいました。

 

 

ナリタブライアンシンボリルドルフなど時代が違うウマ娘はほぼ背景になってしまいました。

 

前述の通りしょうがない部分もありますが結果的に

「あの子はいったい??」となった視聴者も多いかもしれません。

 

私のお気に入りのオグリキャップはただ飯を食うだけの存在でした。

(そういうところも好きであると声を大にして言いたい。)

 

作画が不安定だった印象もあります。

崩さずにスピード感を出すのは難しいのでしょうがないですが、かなり苦戦していたように感じます。

予算の部分だったのでしょうね。

 

微妙にキャラが違う子も数人いました。

その辺はゲームの開発途中の都合だったのでしょうね。

 

 

 

 

ですが、この作品は決して要らない作品などではなく、絶対に必要だったと断言できます。

結果的にこの作品があったおかげで今のウマ娘は存在しています。

 

上に書いた不満点は結果的にそうなっただけです。

必要なことだったと思います。

 

 

私の知り合いの競馬ファンはこの作品をぼろくそに言ってました。

「あれは競馬をバカにしている」

 

そういうことを言っていました。

その人がこのウマ娘というコンテンツにどれだけ触れたかは知りません。

多分触れてないと思っています。

 

アニメを見て色々ぎこちなさや、不安定な部分ももちろんありましたが、この作品が

競馬をバカにして作られているようには感じませんでした。

自分がウマ娘から入った人間だからかもしれませんが。

 

 

代表的な例を挙げるなら「98年 天皇賞秋」です。

 

スズカの悲劇、そのシーンを描いたこと。

その結末を変えて未来を作ったこと。

その未来が望まれた結末だということ。

 

この展開を「バカにしている」というのならば全てにおいて「もしも」の話なんて必要ないんですよ。

「if」で大いに結構。

 

私は大変満足しました。

細江さんのセリフがいつもより感情がこもってるようにも聞こえました。

 

 

主人公にスペシャルウィークを持ってきたのもいい選択だったと思います。

シンプルイズベストで動かしやすい印象です。

 

おそらくアニメ二期の主人公だったらこういう展開にはなってないと思います。

「競馬にはドラマがある」

先にこれを伝えてから、あの二期を作ればもうイチコロよ。

 

 

今こそ、今だからこそこのアニメを見た感想は

「いい作品だった。」

 

私はそう思います。

見る価値は十分にあると思います。

見ればどうして人気なのか分かると思います。

作品もそうですし、キャラクター達もそうです。

 

 

ここから3年、長い間を開けてゲームはリリースされました。

延期に次ぐ延期。

 

スペシャルウィークに倣ってこの言葉で終わりたいと思います。

「本当に敵は、諦めだ。」

 

 

 

 

今回は以上です。

楽しい作品をありがとうございました。