tomtomfutureのブログ

ゲーム好きな男が普段の生活やらゲームやら野球やら、あーだこーだしたことを書いていきます。最近はウマ娘に傾倒してます。

新谷監督が逝く猪威悪高校栄冠ナイン日記 一年目その4 パワプロ2020 夏

監督になって早々2連勝!

新監督の元、快進撃を続けている我らが猪威悪高校。

(今更ですがチョイワル高校と読みます。)

 

その未来は一体??

 

地区大会 三回戦

 

 

次の対戦高校は「神奈川高校」

「また大それた名前をしているじゃないか。神奈川にある他の高校を下に見ているみたいじゃないか。まるで自分達が神奈川の高校の代表みたいな。そんな面が気に食わん。絶対勝つ!!」

「監督、将来絶対悪質なクレーマーになりますよ?」

「・・・・・」

篠田ちゃんに頭を冷やされた。

 

相手の戦力はD、一回戦、二回戦と同じ程度の強さ。

要するに、勝てる相手ではある。

 

こちらのスタメンは一回戦のメンバーに戻した。

先発は渋川。

セカンドには3年生の星川を抜擢。

流石にあのゲッツーミスは頂けないので、河端はベンチスタート。

他のメンバーはいつもどおり。

もっともここで名前を出しているメンバーの方が少ないのだが。

 

「よし!今日も勝つぞ! さぁいこう!!」

「「「「「オー!!!」」」」

 

円陣を終えて、挨拶。

 

今日も、勝とう。

 

 

2回表

「今日は投手戦かもな~。向こうの先発も渋川も調子が良さそうだ。簡単に点は取られないと思うぞ。」

「確かにそうですね。点を取るのは難しいかもです。でもそうなると・・・」

「分かってる。」

 

 

こういう試合が動き出すのはいつもいきなりだったりする。

「さぁ気張っていこう!」

「玉村ー!!塁に出ることだけ考えろー!!」

 

4番玉村

ガキィン!!

 

 

 

「「「「「「え!!!」」」」」

レフトスタンドへの先制ホームラン

 

「出るどころか帰ってきてるじゃねーか。ナイバッチ!!」

大事な先制点、それ以上の意味を持つ一点。

 

2回裏

 

ヒットツーベースであっさり同点。

 

その後2アウトまで漕ぎ着けるもののレスト前に運ばれあっさり勝ち越しタイムリー。

「・・・・」

「みんな、ここからだよー!!」

 

篠田の声が響く。

 

 

その後は「予想通り」の投手戦。

スコアボードには0が並んでいく。

今のスコアは2-1

つまりこのまま進むと、負ける。

 

夏が、終わる。

 

打つしかない。

俺が監督になってから部員達への練習支持は一つしかしていない。

「バットを振れ」

 

打つしか、ない。

勝つためにはそれしかない。

 

投手戦のトンネルを抜けたのは8回表

一番からの好打順。

星川のヒット。

アウト挟んで倉にもヒット。

チャンスで回ってきたのは4番、玉村。

今日の唯一の得点。ホームランを打った男。

 

「ここしかない。ここしか、」

(頼む・・・!打ってくれ・・・!)

 

玉村はチャンスに強い。理想の4番。

今の状況で一番回ってきてほしい男。

 

((((行け!!)))

 

「・・・・!!」

 

引っ張った!!!

打球は!??

 

レフト前へ!!!

 

ダメだ。

打球が強すぎるので星川は帰って来れない。

 

次は永井。

セカンドチャンスだ。

 

頼む。

 

結果はファーストゴロダブルプレー

スリーアウトチェンジ。

 

9回

何も出来ずに3者凡退。

 

 

 

 

試合終了。

 

試合だけではなく、夏が。

 

 

3年は引退。これからは2年生と1年生だけで戦っていく。

座間や玉村、倉は引退だ。

 

主力が抜けて新しいチームを作らなければならない。

時間が経てば、新しい戦力も入ってくる。

それが栄冠ナインだ。

 

新しいチームには新しいキャプテンが必要だ。

誰にするか。

 

「・・・・・」

まぁ、もう決めてるんだけどね。

 

 

 

 

満塁のチャンスで打てなくて一番悔しかったのはコイツだろう。

今日の試合負けて、残ったメンバーで一番悔しかったのはコイツだろう。

 

だからお前がキャプテンだ!!!

「あ、は~い。がんばりま~す。」

失敗だったかもしれない。

 

 

次の日

監督室のドアが乱雑に開けられた。

「監督~、お邪魔しま~す」

永井新キャプテンが数人を引き連れて勝手に入ってきた。

「いや、入ってきていいとは言ってないぞ。」

「気にしない気にしない。マッサージしに来ました~」

モミモミ

「・・・・・・」

モミモミ

「・・・・・・・・・・・・」

「かゆいところはございませんか~」

「全身サブイボが出そうだ。」

「そうですか。それでは退散します!!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

新キャプテン永井なりの彼なりの盛り上たかったのかもしれない。

ただのゴマすりかもしれないが。

 

永井キャプテンのゴマすりはこれからも何回か続く。

 

 

 

 

時は経ちチームで初めての合宿に訪れた。

合宿は短期間で飛躍的に能力を上げることが出来る素晴らしいイベントだ。

皆での合宿は非常に楽しいものだった。

ところで、マネージャーも同行していたが一人部屋だったらしい。

俺もそうだったが、なんか、うらやましい。

 

 

 

 

夏は終わった。

つまりは秋がやってきた。

 

それはつまり秋の県大会が近づいてきたということだった。

次回、秋の県大会。

 

 

 

 

 

今回は以上です。

すぐに秋の大会がめぐってきました。

新生猪威悪ナインたちと頑張っていきましょう。