tomtomfutureのブログ

ゲーム好きな男が普段の生活やらゲームやら野球やら、あーだこーだしたことを書いていきます。最近はウマ娘に傾倒してます。

新谷監督が逝く猪威悪高校栄冠ナイン日記 一年目その3 パワプロ2020 夏

最初の夏、最初の試合、最初の勝利。

 

素晴らしい気分だ。

 

 

だが喜び続ける訳にはいかない。

もう三日後にはもう一度試合がある。

 

 

どんな試合になるのか、楽しみだ。

 

 

夏の地区大会 2回戦。

 

7月7日、七夕。

勝利を願っていざ出陣。

(この前言われたけど、七夕って何に願い事を祈ってるんだろうね。)

(監督は答えられなかったよ。)

 

スタメンは少し変更。

前回頑張ってたので先発を座間起用。

調子が悪そうだったのでセカンドの3年星川をベンチに。

二年生の河端をスタメン起用。

それに伴い打順を変更。

 

クリンアップ以外は正直期待出来ない。

なんとか点を取っていきたいがはたして・・・

 

 

対戦相手は江ノ島大付属

戦力としては向こうの方が少し上。(戦力D、猪威悪はE)

 

「向こうのセンターも座間って言うのか。座間座間対決だな。」

世界って狭い。

 

 

試合は初回

ヒットフォアボールタイムリーというあまりにも見事な先制パンチをお見舞いされた猪威悪。

「おいこら座間ァ!! しっかりしろや!!!!」

ベンチからの怒号、無論俺である。

 

なんとか立ち直って後続は抑えたものの。

 

 

「全く打てねえなぁ。」

3回連続の3者凡退。

あまりにもこちらの攻撃の時間が短すぎる。

 

「なんとか糸口を掴めたらいいんだが・・・」

 

5回裏

江ノ島の攻撃

ノーアウト一二塁のピンチ。

ベンチからの指示はゲッツーを取ろうというもの。

 

座間は低めに丁寧に投げ入れており、相手のゴロを上手く誘えると判断した。

 

結果はセカンドゴロ

 

「よし!ゲッツーコースだ!!」

 

だが、

 

ポロ、ポロ

 

 

 

 

「は?」

今何が起きた???

 

塁上には三人。

ノーアウト満塁。

 

「なんでなん??」

「えーっと・・・」

 

ボテボテのセカンドゴロ、完璧なゲッツーコース。

取ったセカンド河端はベースに入ったショートへの送球が(逸れて)セカンドはアウトに出来ず、そのままショートがファーストに送球。

それすらも(逸れて)バッターもセーフ。

 

はい、ノーアウト満塁の出来上がり!!

 

 

 

「・・・」

 

「バカかおめええらああああああ!!!」

「トスすらまともに出来ねえセカンドの高校球児ってなんだよオイ!!!」

「監督!落ち着いてください!!」

「これで落ち着けってそれはムチャd・・」

 

ヴァキン!!

 

 

「「あ!!」」

 

 



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((アカン))

 

5-0

まだ中盤とはいえ重くのしかかる点数だ。

 

ダブルエラーからのグランドスラムが効いたのか座間は立て直せず、その後も二失点。

7回で7点差という絶望的な状況が完成していた。

 

「このままでは終われないな。」

7回表

猪威悪の攻撃。

 

先頭バッターは倉。

倉は甘く入った球を思いっきり引っ張りライト前ヒット。

4番玉村も詰まりながらもライトへヒット。

 

続く5番永井

ボテボテのファーストゴロ

だったが

取ったファーストはバックホームを選択。

送球をキャッチャーが弾き、その間に倉が生還。

 

これで7-1

 

「よしよし、相手のミスに付け込んで少しずつ取り返すぞ!!」

 

悪がき達の反撃、とりあえず余計な動きで相手を揺さぶる。

揺さぶりながらも打線は勢いに乗ってきたのか6番奥山もライト前ヒット

続く河端もライト前ヒットで2点目をGET!

 

星川はサードフライで1アウト。

続く座間もライトへのタイムリーで一点追加。

これで7-3

 

「よしよしよし!勢いついてるぞこれ!このままいけばワンチャンあるで!!」

なおもランナー一三塁バッターは一番、木川。

 

「ん?なんだ??」

バッターボックスの木川、そしてグラウンドにいる選手達の様子が可笑しい。

「なんか様子が変ですね??」

マネージャーの篠田も気づいたようだ。

「あ~、なるほどね」

 

 

「この回に逆転する!そうしなきゃもう無理だから!!」

「猪威悪ナインに告ぐ!伝令は一つ!!なんとしてもバットに当てろ!出来ればゴロでな!!」

 

 

ナイン達の返事を聞いた。背後に何か気配がしたがそこには何もいなかった。

(なるほど、これが・・・)

 

その力見せてもらおうか・・・!!

 

 

バッターボックスの木川を依然として怪しげな雰囲気を放っている。

ピッチャーが投げたボールは甘いところに吸い込まれる。

「(来た・・・!!)」

 

木川はこれを逃さず三遊間をぶち抜くレフト前ヒットを打った。

そして

 

レフトはボールを後逸した。

 

「よっしゃああ!!ミスに乗じて走れ回れそして打てェ!!」

7-4

スコアボードの点数が一点ずつ変わっていく。

 

塩屋が打席へ。

打った打球はボテボテのファーストゴロ。

だったが

 

「弾いた!ハジイタ!!やっぱりここには!」

何かがいる!!

 

ランナーが生還これで7-5

 

明らかに相手は動揺している。

そりゃそうだイージーミスを二回も連続でやったんだからな。

(こっちだってゲッツーをオールセーフにしたんだから似たようなもんだけどな。)

 

この流れでクリンナップ。

3番の倉

「当てればいいんでしょ」と言わんばかりのボテボテの二ゴロ。

ゴロゴーだったのでランナーが生還。

7-6

ついに一点差。

 

バッターは玉村。

チャンスに強い玉村。

 

ランナーは二三塁。

ヒットが出れば逆転。

アウトになればチェンジ。

 

ここで決めなきゃ、終わる!

 

(頼む・・・!)

俺だけじゃない、ベンチ全員が願った結果は

 

ライト線へ逆転タイムリ

 

これが

 

 

これが、魔物か。

 

スコアボードを見る。

7-8

 

グラウンドで相手チームは呆然としていた。

これが、魔物だ。

 

「アウト!スリーアウトチェンジ!!」

 

「何しれっとアウトになってるんだよ永井。」

「まぁまぁ逆転したんだからいいじゃないですか、監督」

 

ピッチャーは座間から変えて、渋川。

この一点を守りきるしか、勝ち目はない。

 

8回裏

 

ツーアウトながら一二塁の大ピンチ。

バッターは満塁ホームランを放った選手。

全国トップレベルの選手だ。

 

「敬遠はしない、相手は満塁弾を打ってるが本来チャンスには弱いバッターだ。次のやつも打力はあるしチャンスにも強い。ここは真っ向勝負で行くぞ。」

 

「チャンスに強いとか弱いとかどこに書いてるんですか??」

「・・・・・・」

 

勝負の結果はポップフライ。

渋川に軍配が上がった。

 

9回裏

アウト三つまで追い込んだ我がチーム。

マウンドには依然として渋川。

 

先頭バッターはショートゴロ

続くバッターはセカンドゴロ

 

あと一人。

 

 

フルカウントまで縺れた攻防は

アウトローの直球、見逃し三振。

 

ゲームセット

 

 

 

 

今回は以上です。

次は三回戦、ここからが正念場です。

 

追記

このゲームには魔物というぶっ壊れスキルがあります。

簡単に言うとめっちゃエラーする能力です。

途中からの大惨事はそれが原因です。