tomtomfutureのブログ

ゲーム好きな男が普段の生活やらゲームやら野球やら、あーだこーだしたことを書いていきます。最近はウマ娘に傾倒してます。

新谷監督が逝く猪威悪高校栄冠ナイン日記 2年目その3 パワプロ2020 夏

前回のあらすじ

 

一回戦をギリギリの接戦で制した猪威悪高校野球部。

世間からの評判も「ほどほどには強い」と右肩上がり。

さぁ、猪威悪の明日はどっちだ!!

 

夏の県大会 2回戦

泰野 VS 猪威悪

 

泰野(やすの)高校、ねぇ。

「どっかで聞いたことあるなぁ。地元だからか??」

「いや監督、前に戦ったことある高校ですよ。しかも大会で。」

「え、マジで??」

 

全く覚えてない。

「その顔は全く覚えてないって顔ですね。」

「いいんだよ、覚えてないってことは勝った相手なんだ。なら今回も大丈夫だぁ。」

後ろで篠田のため息が聞こえるが気にしない。

勝った相手には次も勝つ、負けた相手には次は勝つ。

そう思わなきゃ長期的な監督就任なんて出来るか。

 

「よし、お前ら、今日も勝つぞ!!」

「「「「「オー!!!」」」」

 

「さぁて」

「監督、ちょっといいですか??」

「んが?どうした渋川??」

「さっきから永井がいないんだが、もう試合始まるのに。」

 

 

 

 

「なんで?」

「いやだからそれを聞いてるんですけど。」

ピコン♪

「ん、LINEだ。永井からだ。」

 

 

「おなかぶっこわれた。むり。すためん。ちぇんじで。」

 

 

「・・・・」

「・・・・」

「あいつそれでもキャプテンか!!??」

「何やってるんだアイツ・・・・」

「誰かトイレ行って来い!ちょっと永井を引きずり出してこい!!」

「いや、それはちょっと。あいつネタじゃなくてマジでやばそうですよ!」

木川が俺の行動を止める。

「ネタじゃないからなおのこと性質が悪いんだよ!!」

「とりあえず、永井くんの腸内環境がよくなるまで誰か試合で出さないと試合始まっちゃいますよ!」

「それもそうだな・・・」

篠田の言うとおり。

試合は待ってくれない。

だが、

「誰がファーストやるんだ・・・?」

木川の率直な疑問が飛んできた。

そう、俺達のチームはピッチャーキャッチャー以外は

「一ポジションに一人しか守れる選手がいない」

要するに

「一人抜けるとそこが完全な穴になる」

「ヤバくね?」

「かなりやばいっす」

本職以外に守らせるとファーストは一番ダメだ。

送球は大体ファーストに行くんだし、即席で作れるんだったら楽なんだがそう上手くいくわけもないし・・・

 

「監督、ファーストで出させてください。」

「んが?」

 

 

「葛西??」

ルーキー葛西が自らスタメンを志願してきた。

「いやお前、ファースト経験あるの??」

「少しだけなら、守れます!」

「う~ん」

 

しばし考える、時間はないんでした。

「渋川、葛西ファーストでいいか??」

「なんで聞くんですか?決めるのは監督でしょう。」

「投げるのはお前だろう。」

「・・・」

 

 「ま、他に出来ることないし、いくか」

まぁ何が言いたいかって言うと

「永井がゲーム的に絶不調だから変わりに葛西出すわ」

って話♪

「メタいんだよ!!」

 

そんなこんなでスタメン

面子は基本は変わらず

前回のメンバーからファーストが葛西に

打順をちょっと繰り上げ

葛西は6番というオーダー

 

葛西がスカウトしていてよかったと心から思ったよ。

緊急事態をなんとか潜り抜けて勝利を掴むことは出来るのか??

 

 

試合が動いたのは2回。

ツーアウト一三塁で岩間が先制タイムリー。

4回 ツーベースとヒットでチャンスを作った後、渋川がダブルプレーを放ち1点。

所謂(最低の最低限) これで2点。

 

6回に一点返されるが、それでもまだ2-1。

 

が、

ワンアウト二塁のピンチで相手バッターは平野。

 

 

平野??

 

 


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平野恵一じゃねーかなんだそれずるいぞ!!」

「監督落ち着いてください!」

「いや、平野はずるい!ずるーい!!ずーるーい!!!」

「監督がやっても可愛くないですよ!!」

「・・・」

「・・・」

 

いやでも、平野は普通にヤバイ。

 この試合も3打数3安打。

打率.750 普通にヤバイ!!

 

ガキン!!!

 

 

 

ですよねー

なんとなーくそんな気はしてたけど、逆転ツーランを被弾。

これで2-3

 

 

にしたって4打数4安打はやばすぎだろ平野。

 

その裏

ツーベース2本で割りとあっさり同点。木川ナイバッチ。

 

 

しかし!

8回表渋川のコントロールが乱れた上にスタミナが尽きてしまう。

しかもタイミングが悪い。

ツーアウト満塁でバテなくてもいいじゃん!!

 

仕方ないので伊勢にピッチャー交代。

あと一つアウト取ればなんとかなるからお願いだから~

バコッ

 

「・・・」

「・・・」

「お前ふざけんなー!!!」

 

伊勢、押し出しのデッドボールで勝ち越し点をプレゼント。

 

なんとか続くバッターは打ち取り、1点差に留めるものこの1点はさすがに辛い。

8回裏

先頭の河端がツーベースで出塁。

半澤は打ち取られるがなおもチャンス。

ここで

 

 

 

魔物「こんにちわ~」

 

「あ~」

「???」

「勝ったな、風呂行ってくるわ。」

「ちょっとー!??」

 

その後は

ヒット

エラー

ヒット

エラー

ヒット

ヒット

ヒット

ホームラン

 

12-4 規定によってコールドサヨナラ勝ち。

 

近くの銭湯でスッキリして戻ってきたらまだ打ってて、いつまでやるんだよって気持ちになったね。

 

(魔物・・・めっちゃエラーするようになる切り札にして反則技)

 

 

平野のツーランと伊勢の押し出しの時は正直どうなることかと思ったけど、結末はギャグみたいな幕引きで草を生やしてました。

 

このさわやかな風呂上りの気分で今回は終わりにしたいと思います。

次回もお楽しみに。