新谷監督が逝く猪威悪高校栄冠ナイン日記 三年目その4 パワプロ2020 夏
前回のあらすじ
接戦を制した猪威悪。
ベスト8へ進出。
夏の県大会 準準決勝
神奈川県は県としては日本でもかなり強豪だ。
なんせプロ球団であるベイスターズや、甲子園優勝経験、というか松坂大輔を輩出した横浜高校があるんだから弱いわけがない。
その中でのベスト8はかなり強いと言っていいだろう。
しかし
我らが目指すのは甲子園での優勝!全国制覇!
県内で8番目に強いって言われて満足しているようでは夢のまた夢!
勝たなければいけないのだよ!!
今回のスタメン。
金澤の代打が成功したので小牧がスタメンマスク。
調子だけなら金澤のがいいんだが、代々金澤が心強いので小牧がスタメン。
なので今回もスタメン。
3年生ショートの岩間は大会に入ってからめちゃくちゃ調子が悪く、スタメンで使ってやりたいんだがこれでは代打でも使えない始末。
梅谷も1年生で頑張ってくれてるのが救いかな。
先発は上原。幸い伊勢も調子がいいのでかなり心強い。
相手の戦力
強すぎて笑っちゃいますわw
「相手は強豪、でも関係ない!勝つぞ!!」
「「「「オオオオオ!!!」」」」
試合は初回から動く。
相手はヒット、盗塁、バント、犠牲フライで流れるように先制点を手に入れる。
ああいう攻撃には憧れるなぁ。
その後も連打を浴びるがなんとか凌ぎ、初回は一失点で終える。
その裏、ツーアウトでチャンスを作り、5番丹野のタイムリー。
正直、当初の予想とは全く違う展開を見せ始める。
更にその後の2回表。
1アウト一二塁のピンチで相手にあっさりタイムリーを浴びる。
これで勝ち越しを許し2-1.
「まずいなぁ。」
勝ち筋、と言っていいのかは分からないけれど、先発上原がある程度抑えてくれる前提で試合を考えていたので点の取り合いになるととても部が悪い。
なんとか立ち直ってくれると嬉しいのだが。
その後の上原はランナーを出すし、すぐにピンチを作るしで見てるこっちとしては大変胃が痛い展開ではあったのだが、何故かホームにはランナーを帰さずに無失点で切り抜け続ける。
ただ
「こうなるよなぁ・・・」
打線が全く打てない。
時々ヒットは出るが得点を取れる気がしない。
明らかに向こうの攻撃の時間の方が長いし、それ以上にこちらの攻撃が短すぎる。
ありていに言ってしまえば「流れ」が悪い。
7回表 連打を浴びて1アウト一二塁のピンチ。
しかも相手打線はクリンナップ。
最悪の状況、逆に言えばここを抑えれば流れをこちらに引き寄せることが出来るわけで。
ベンチは続投を決意。
ここまで来たからには上原に全てを託す。
結果は
終わった。
ダメなところなんてたくさんあった。
そもそも内野守備は相変わらずガバガバ。
そもそも一年生の梅谷がレギュラーな段階で俺の育成が悪すぎる。
明らかなに指導ミス。
打力も明らかに足りていない。
確かに当初に比べたら打てるようにはなった。
ただあくまでそこそこ打てるようになっただけ。
5段階評価で3を貰っても普通としか言いようがない。
他の項目はそれ以下のチーム。
先発に上原を起用したのもミス。
伊勢の方がよかったのではないか?
結果論と言われればそうだが、それでも考えてしまう。
ピンチに強い上原をストッパー待機させていた方がチームとしては厚みがあったのではないか?
捕手を調子のいい金澤ではなく小牧を起用したのもミスではないか?
いくら代打適正があるからと言ってわざわざ調子がいい方をベンチ待機させてたのは勿体ないし、戦力としてダウンなのではないか?
監督して考えは尽きない。
特に敗戦の時は色濃く鮮明に記憶に残る。
二度とこんな思いをしないように。
また、頑張るしかない。
今回は以上です。
3年生はこれで引退。
これからは2年生達の戦いが始まります。
伊勢、上原世代がいなくなり葛西藤井世代が一番年上になります。
ある意味楽しみですが、ある意味不安でもあります。
これからの猪威悪に期待して