tomtomfutureのブログ

ゲーム好きな男が普段の生活やらゲームやら野球やら、あーだこーだしたことを書いていきます。最近はウマ娘に傾倒してます。

新谷監督が逝く猪威悪高校栄冠ナイン日記 2年目その4 パワプロ2020 夏

前回のあらすじ

 

冷や冷やの試合展開をしていたが通りすがりの魔物が全てをぶち壊した。

結論 勝った

 

伊勢原農業 との 3回戦

 

前回はこの3回戦で敗れたので勝ちたいという想いはかなり強い。

 相手の戦力はD 強い。普通に纏まっているのでなんとか隙を見つけて突破口を開いていきたい。

 

「よし、今日も勝つぞー!」

「「「オー!!」」」

 

今思ったけど、最初の声だしって普通監督がやらないのに、なんで毎回俺がやってるんだ??

「永井くんがやらないからじゃないですか??」

「それだわ」

 

自分の疑問を一つ解消し、スッキリとした気持ちで試合に臨むことが出来るぞ。

今日も頑張ろう。

 

スタメンは1回戦の時のメンバーと同じ。

要するに腹痛永井が復活。

家に帰ってからヤクルトをいっぱい飲んだらしい。

それで次の日もやばかったらしいが、今日は大丈夫らしい。

とにかく万全のメンバーが揃ったので前回よりは不安はないね。

 

試合が動いたのは2回

 エース渋川のタイムリーで先制。自援護できなきゃうちのエースは務まらないからね。

 

しかし4回裏

ちょっとトイレに行ってる間に逆転満塁ホームランを打たれてました。

渋川の打たせて取るスタイルだから仕方ないけど、今年はかなり打たれてほしくないところでホームランを打たれているね。

 

しかし

手痛い一発を喰らってもへこたれないのが猪威悪高校!

 

5回 岩間ヒット上本ヒット木川ヒットであっさり満塁のチャンスを作ると

藤井がライトへタイムリー 続く河端サードゴロで一点を追加し、これで1点差。

 

続くのは4番永井。いいところで回ってくるねぇ!

 

 

 

甘めに入った変化球を捉えてレフトスタンドにガツン!!

逆転のスリーランホームラン!!!!

これで6-4!

 

 

このホームランで勢いにのったのか

7回に前山のゴロの間に1点。

 

9回には相手のエラーで出塁したのをいいことに

ツーベース、ヒット、ヒット最後にホームランで5得点。

 

終わってみれば12-4であっさり快勝!

前回の魔物での悲劇ではなく単純な打線の爆発によっての気持ちのいい勝利であった。

 

エースの渋川は満塁弾を喰らったこと以外は安定したピッチングで8回を投げ切り、最後は伊勢が3人で抑えるという、監督ながら本当に気分のいい試合で本当に嬉しかったぞ!

 

 

「逆に言えば、書くことがないんだけどね・・・」

「なんの話ですか??」

「こっち(の次元)の話だよ」

 

 

 

あらためて考えてみると今までの試合はなんだかんだ色んな展開があったな。

いきなりサヨナラホームランだったり、延長にもつれ込んだりしたが今回はそういったことがなく気持ちよく勝ってしまったね。

 

でもそれって自分達が強くなるとよく起きるようになることだし、ポジティブに捉えるとある程度には強くなったとも考えられるんじゃないかな?

 

去年のメンバーでこの試合展開は難しかっただろうし、選手達にも気分のいい勝利だったと思うよ。

 

 

 

バスで高校に戻ってから解散。

一人で家に帰る。

つもりだったんだが

「・・・」

コンコン

「どうぞ」

「失礼します」

 

「呼び出したのは1年半ぶりぐらいですか。なんの用ですか、校長先生。」

「監督就任の依頼をした時ぶりだったなそういえば、どうだ調子は?」

「絶好調ですよ、ええ、ここに来るまでに誰かさんが機材を用意してないせいで非常に長い時間がかかりましたが。」

「いきなり実績もないチームに機材を用意出来るほど、甘くないんだよ。最近は地元からの評判よくなってるから少しずつだが設備もよくなってるだろう。」

「校長から頂いた機材交換チケットはありがたく使いましたよ、ええ。」

 

 

「それで、なんのようですか??」

「・・・尺稼ぎだよ。」

「・・・」

「・・・」

「・・・冗談だよ。」

「てめえ本当に一発殴られてたいかアァン!!??」

「メタいことを言うのはお互い様じゃないか。機材交換チケットなんて誰にも通じないよ。」

「・・・」

「詠んだのは、特に理由はない。」

「は?」

「そうだな、しいて言うならば、顔が見たくなっただけだ。」

「・・・。帰る。」

 

振り返り扉の方へと歩いていく。

(来るんじゃなかった。)

どうせ来なければいけないのは分かってはいるけどな。

 

「用があったら、呼んでくれ。」

「ああ、分かった。」

 「じゃあな、校長」

 

扉を閉める。

はぁ

ため息一つ、それと共に落ち着きを取り戻す。

「当分来たくはないな」

ピピピ

「ん?」

電話??

 

 

 

 

 

「・・・・・やっべえ」

ベッドの上で転がる。

いや、ただ力がないだけなのかもしれない。

「なんでこうなるんだろうな~」

自室で誰にも聞こえない声を出す。

ぼやっとした意識の中で次の試合のことを考える。

いろんな事が浮かんでは消える。

今どうするべきか、どうしたらいいか、信じるか、託すか。

何せ「最後」だ。

そこまで思い入れもない。

惰性でやってきただけの野球この先どうこうなんて考えていない。

だから・・・・

スマホのアドレスを開き、監督に電話した。

 

「監督、ごめん、試合出れないわ。」

 

枕元に放り投げてた温度計 38,6

気合でなんとかするとか、そんなキャラじゃないしね。

「最後」なのかな??

 

 

 

 

 

今回は以上です。

ブログって楽しいねってそう思います。

いきなり栄冠ナインとは全く違う雰囲気を出しましたが一応理由はあります。

そのうち書きたいですが、どうなるかは分かりません。

また次回お会いしましょう、さよなら。